2020.2.20カテゴリー:印鑑について
「印鑑を英語で作る必要があるが、そもそも英語の印鑑があるのかわからない」
「印鑑を英語で作るときは、何か気をつけるポイントがあるの?」
英語で印鑑を作りたいとお考えの方の中には、以上のように英語の印鑑についてお悩みの方が多いのではないでしょうか。
そもそも、日本以外の国は、一部の国を除いてサインが主流で印鑑はほとんど使われません。
そのため、外国の方が日本に来るとこの印鑑の文化に対して戸惑うようです。
しかし、日本にいる限り印鑑は持っていないと不便が多いです。
今は不便に感じていなくても、長い間居住する場合、いずれ感じることは間違いないと言えるでしょう。
そのため、日本に移住された方はできるだけ早いうちにご自身の印鑑を作っておくことをおすすめします。
しかし、漢字名の印鑑を作るときと英語名の印鑑を作るときでは、手順や注意するポイントが変わります。
いざ使うときに困らないためにも、英語の印鑑を作る上での注意点を知っておきたいところです。
また、英語名の方にプレゼントとして印鑑を渡す場合もあると思います。
しっかりと日常で使える印鑑を渡すためにも、今回ご紹介するポイントは押さえておいてください。
実用できる印鑑を作成するためのポイントを多数ご紹介いたします。
英語の印鑑を作るためには注意点なども多いです。
ぜひ参考にしてください。
□英語で個人用の印鑑を作る上での注意点について
英語名の方の印鑑をしっかりと見たことがないという方は多いでしょう。
そのような方は英語名がカタカナとアルファベットどちらで表示されているのかご存じでしょうか。
実は、これは人によるのです。
英語名の方は、まず印鑑を作成する際にカタカナ表記かアルファベット表記かを選ぶところから始めるのです。
日本で使用する場合には、基本的にアルファべット表記の印鑑が無難と言えるでしょう。
認印ならカタカナの印鑑でも問題ありませんが、実印として登録する場合は戸籍もカタカナの登録をしている必要があります。
時と場合に合わせて使い分けるのが面倒であれば、アルファベット表記の印鑑を持っておくのがおすすめです。
アルファベットの印鑑を作成しておいた方がどのような場面でも使えるため、便利と言えるでしょう。
そのため、英語名の印鑑をプレゼントする際には、アルファベットにしておくのが無難かもしれません。
また、普段使いの認印としてカタカナ表記のものが欲しい方は、実印用にアルファベット表記のものを買った上でもう1つカタカナ表記のものを買っておいてくださいね。
*字数制限と大きさ
また、名前が長いことで名前の字数が印鑑に入りきるかどうかわからず、不安な方もいらっしゃるでしょう。
英語名はカタカナ表記にしても、アルファベット表記にしても文字数が多くなる傾向があります。
そのため、名前が長い方は印鑑にデザインされる文字サイズが小さくなってしまうのです。
また、場合によっては文字が入りきらないこともよくあります。
注文するお店を選ぶ際には、あらかじめ文字数の制限を聞いておくのがおすすめです。
お店選びの1つの基準になりますね。
また、アルファベット表記で印鑑に文字が入り切らない方もカタカナ表記なら文字が収まるということもありえます。
その逆も然りです。
基本的にアルファベット表記がおすすめである旨を上で解説しました。
しかし、カタカナにすることで文字が収まるのであれば、カタカナで印鑑を作ることも検討してくださいね。
その際、市町村で定められている実印の制限に引っ掛かっていないのかの確認は忘れないでください。
後にもご説明しますが、実印には規定があり、市町村によってはカタカナの印鑑は実印として認められない可能性があります。
*書体
漢字名の場合は偽造が難しい、複雑な形をした印相体などの書体が人気です。
しかし、アルファベットもカタカナも文字数が多いため、印相体など複雑な書体を採用してしまうと印鑑の作成が難しいです。
名前が長いことから、場合によっては漢字以上に読みにくい印鑑ができあがってしまいます。
英語名の印鑑の書体は、簡単な形をした楷書体などが人気です。
この書体は読みやすいので、英語名の方の印鑑にはおすすめの書体です。
そう言っても、中にはどうしても筆記体が良いなど書体にこだわりがある方もいらっしゃいますよね。
そのような場合には、こだわりの書体がそのお店で対応可能かどうか相談してみましょう。
もしかしたら対応可能かもしれませんからね。
しかし、複雑な書体の印鑑における注意点は、あまりに可読性が低いと実印としての登録ができない場合があることです。
そのため、複雑なデザインにおいて心配が残る場合は避けたおいたほうが無難です。
実印として登録する予定があるのであれば、可読性が高い楷書体か古印体にしておいた方が良いでしょう。
とは言っても、名前によって複雑な書体が可能かどうかは名前によって異なりますので、依頼する前にはお店に確認を取りましょう。
自治体における制限・名前・こだわりたい部分の3点を伝えることで、総合的にそのデザインがおすすめか否かをお店が判断してくれるでしょう。
*登録の可否
ここまで印鑑のデザインに関して説明しましたが、印鑑の作成において一番の注意点は登録の可否です。
実印の登録は各市区町村単位で行いますよね。
そのため、ルールもその市区町村ごとに異なるのです。
場合によっては英語表記が認められない場合があるので、印鑑の作成前には市区町村の役場に確認しましょう。
印鑑作成の前にあらかじめ確認しておくことで、せっかくの印鑑が無駄になるということはありません。
また、これは漢字名の方も同様ですが、印鑑の大きさや形にも規定もあります。
特に、文字数が多い英語名の方は、印鑑のサイズが大きくなってしまう傾向にあります。
そのため、印鑑の作成前にはルールについて入念に確認しておいてくださいね。
お店に伝えておくことで、名前の文字数と市町村のルールを加味した上で印鑑のデザインを一緒に考えてくれるでしょう。
形に関しては、一般的な円形・楕円形・四角形は問題なく受理されます。
しかし、輪郭が欠けてしまった状態の印鑑は登録できません。
そのため、印鑑の作成後は形が欠けないようにきちんと大切に扱ってくださいね。
以上、ここまでは個人の印鑑作成に関する注意点やポイントを説明しました。
なにか参考になることがありましたら、幸いです。
□会社名がアルファベット表記の法人用の印鑑を作る時の注意点について
ここまでの章では、英語名の方の個人用印鑑を作る上での注意点を紹介しましたが、お客様の中には法人用の印鑑としてアルファベット表記の会社名の印鑑を作る方もいると思います。
そこで今回は、そのようなケースに備えて法人用の印鑑作成について解説します。
近年は多くの外資資本の会社が日本に拠点を置いています。
また、日本の会社も海外を相手にビジネスをしているため、アルファベット表記の会社名も増えました。
会社名にアルファベットを使うことは法律的に問題ありませんので、印鑑もアルファベット表記で大丈夫です。
また、個人で印鑑を作成する場合に比べると、法人用の印鑑は気軽に作れます。
しかし、会社で使う印鑑が複数ある場合は統一しないと混乱を招きますので、注意してください。
印鑑の管理は入念に行うようにしてくださいね。
さらに、デザインに関する注意点として会社のイメージなどを加味することも大切です。
デザインを考える際には、いくつかの要素を加味した上で、その会社にふさわしい印鑑を作るようにしてください。
そうすることで、納得できる思いの詰まった印鑑が完成します。
この章では法人用の印鑑作成について解説しました。
ぜひここで解説したポイントを意識したうえで、素敵な印鑑を作成してくださいね。
□まとめ
今回は、英語名の方が印鑑を作る上での注意点をご紹介しました。
個人用も法人用も、まずはカタカナ表記かアルファベット表記を選んでください。
この時にサイズや字数に制限があるので、長い名前の方はお店に確認しましょう。
事前に確認をしておくことで、お店選びの際の基準になります。
また、書体は複雑なものよりも、読みやすい簡単な作りのものが人気で無難です。
なぜなら、英語名の場合は名前が長いことが予想されるからです。
名前が長い場合には、ご自身の名前がうまく家事に出ないことがあります。
そのため、できればシンプルな書体を選んでわかりやすく名前が表示できる印鑑にしてください。
実印ではなく普段使いであれば、自分の好きなデザインを選ぶのも良いです。
ただし実印登録する場合は読みやすいものを選ぶ必要がありますし、大きさや形にも規定があります。
作成前に市区町村の規定を確認するようにしましょう。
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