2014.3.18カテゴリー:印鑑について
銀行印の彫刻方向は(右→左)?(左→右)?それとも縦彫り??
これは元々、日本が戦前から文字を書くときに現代読みと反対の右から左に書いていたことから、印鑑の文字もそれに倣って、右から左の横彫りが存在していて、
現代でもその名残から、横彫りといえば自動的に右から左への横彫りなるという印鑑店も珍しくありません。
しかし、「田中」という名前を右から左に彫ると、現代読みでは、「中田」となってしまいます。
そのことから、左から右へ読む方向の現代読みの横彫りも混在して始めて、
横彫りはそういう意味では誤解を招きます。
そして、横彫りが特に銀行印で流行っていたのは、お金にまつわる印鑑ということで、
お金が流れていかないように、だとかそのような最もらしい理由をつけて、横彫りを推奨している印鑑店があることから、流行り出したみたいですが、
当店の見解ではそのようなことは、根拠のないことであり、無関係だと考えます。
彫刻方向は個人の好みであり、自由ですが、
以上の理由から、横彫りより、シンプルに縦彫りの方が誤解を与えないという意味では、
適しているのではないでしょうか。
