2020.1.10カテゴリー:印鑑の種類について
「実印と銀行印と認印は同じものを使って良いの?」
「それぞれの違いについて紹介してほしい!」
これから実印を作る方にとって、実印がどういうものか分からない方も多いでしょう。
実印はこれからの人生においてとても大切なものです。
また、実印と銀行印と認印は同じものだと思っていませんか?
しかし、それぞれには使い分けが必要です。
そこで今回は、実印と銀行印と認印の使い分けと、それぞれの重要性ついて詳しくご紹介いたします。
□そもそも実印とは?
実印についてしっかりと理解していますか?
重要なハンコというイメージを持たれている方も多いでしょう。
実印を作るにあたって実印がどういうものか知っておきましょう。
実印は、契約や取引の場面で、自分のことを証明するために必要なものです。
他人が勝手に契約するのを防ぐためにも、実印は必要です。
だから、一般的なハンコのままでは、実印としては使えません。
ハンコの種類はどんなものでも構いませんが、実印の登録をしなければいけません。
そうすることで実印として使用できます。
□銀行印と認印の違い
銀行印と認印は明確な違いがあります。
そこで、銀行印と認印の違いもはっきりしておきましょう。
それぞれについて説明します。
*銀行印
銀行印とは、銀行などの金融機関に、印影の登録をしているハンコのことです。
銀行で口座を開設する際には本人である照明をするための銀行印が必要です。
他にも、窓口で預金を引き出すときや、口座振替での支払いを申し込む際にも必要です。
かつては、従業員の目視で印影を確認していました。
しかし、現在では印影をデータ化して、システムが自動で判別します。
そのため、印影がはっきりしたもの使いましょう。
*認印
認印は、日常でよく使う印鑑のことです。
利用頻度が一番多い印鑑です。
例えば、宅配の荷物を受け取る際の印鑑が挙げられます。
そういった印鑑は実印ではないものを使いましょう。
なぜなら、認印は頻繁に使うものなので、より紛失する可能性があるからです。
□実印と銀行印と認印を兼用する危険性
認人を紛失しても、新しい印鑑を購入すれば、問題は解決します。
しかし、実印や銀行印を紛失した場合は、とても危険です。
なぜなら、実印には社会で生きていくための権利が伴います。
そして、銀行印は金融機関において、本人の証明になるからです。
社会上の権利や、自分の口座からお金を盗まれる危険性があります。
そのため、実印と銀行印を兼用していると、それを紛失した場合、被害のリスクは大きいのです。
□紛失した場合の対処
銀行印と実印を兼用していて、それを紛失した場合の対処をご紹介します。
*紛失届を提出する
まずは、紛失届を提出しましょう。
その際、実印登録を行った場所に提出する必要があります。
早期に提出することで、発見する可能性も高くなります。
また、紛失届が出された時点で、第三者によって実印が悪用されないようにしてくれます。
迅速な対応で、まずは悪用されるリスクを減らしましょう。
*新しい印鑑を登録し直す
なくなった実印が見つからない場合は、新しい印鑑を実印に登録します。
この時に、改印届を出します。
重要なのは改印届を出すことで、以前の実印の効力がなくなるということです。
いくら紛失届を提出しようが、実印の効力は残っています。
だから、改印届を忘れずに提出してください。
*警察に実印の紛失届を提出する
何かあった場合の対策として、警察にも紛失届を提出しておきましょう。
もし、自分の実印が犯罪に使われて、紛失届がなければ、自分が犯人として疑われます。
そういった万が一のパターンも、事前に防ぐことが大切です。
□事前に危険性を回避
危険性をなくす方法はいたって簡単です。
ハンコを種類の数だけ購入すれば良いのです。
そして、それを使い分ければ、紛失する可能性は減少します。
それぞれの印鑑を選ぶ際にはポイントがあります。
実印は印鑑の中で一番重要です。
そのため、実印はサイズが大きく、わかりやすいデザインのものにしましょう。
また、重要なのはデザインだけではありません。
文字も使われやすいものは、使用してはいけません。
使いやすい文字だと、複製されやすくなります。
無くさないように、使わない場合は金庫にしまう方が良いでしょう。
実印に対して、頻繁に使う認印は、安価なもので構いません。
認印は一番重要性の低いものです。
認印のサイズは一番小さいものをおすすめします。
銀行印も、わかりやすいものを選びましょう。
他のものと間違えないように工夫してください。
印鑑のサイズも、あえて揃えない方が良いです。
□まとめ
今回は、実印と銀行印と認印の違いと、兼用した場合の危険性についてご紹介しました。
実印には実印の重要性があり、銀行印には銀行印の重要性があります。
そのため、一つの印鑑を兼用することはやめておきましょう。
そして、万が一のためにも、防犯対策はしっかりと考えておくことが大切です。
当社では、印鑑に関するご相談を随時受け付けております。
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