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実印、銀行印、認印は同じ印鑑を使用しても問題ない?

2020.12.5カテゴリー:印鑑の種類について

実印、銀行印、認印を全て同じ印鑑で使いまわしている方はいませんか。
複数の印鑑を所有するのは管理が大変ですし、兼用すると便利な面もありますよね。
しかし、同じ印鑑を使用することには様々なデメリットがあります。

今回の記事では、印鑑の兼用のデメリットや、それぞれの印鑑に適した書体について解説します。

 

□印鑑の種類と特徴

日常的に印鑑を使うことが多い方でも、印鑑の種類や使い分けを説明できない方は多いのではないでしょうか。
印鑑の種類や役割、どの場面でどの印鑑を使うのかなどは知っておいた方が良いでしょう。

ここでは実印、銀行印、認印の特徴について説明しますので、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

実印は住民登録をしている市区町村で印鑑登録を行った印鑑のことで、印鑑の中でも特に重要です。
たとえ見た目が実印のような形態でも、印鑑登録していなければ実印とは認められません。

契約時に実印を押すことで、持ち主の意思を証明します。

実印は悪用されるリスクがあるため、大切に保管しておきましょう。
印鑑登録を行った実印は、1人に1本のみ認められます。

また、登録の際には印鑑証明を発行してもらえます。
印鑑証明は実印と併せて遺産相続や保険の受け取り、自動車や不動産の購入の際に使用するため、失くさないよう気を付けてくださいね。

銀行印は、銀行などの金融機関での口座開設や金銭の出し入れ、引き落としなど財産の管理に使用します。
銀行印は、登録した銀行にのみ効力があります。
銀行印と通帳さえあれば預金からお金を引き下ろせるため、管理には十分気をつけましょう。

認印とは、印鑑登録していない全ての印鑑のことを言います。
シャチハタや三文判などはよく使う方は多いのではないでしょうか。

郵便時の受け取り時など、日常生活で使用する機会が多い印鑑です。
他にも、仕事での一般事務全般や簡単な契約書、受験票、届出書などで使用します。

認印と言えども、烙印すると実印に準じた責任が伴うため、大切に扱いましょう。

 

□印鑑は別々に作成した方が良い

実印、銀行印、認印を同じ印鑑で使っている方は多いでしょう。
1本だけで複数の用途に使用できるため、便利なように思えますよね。
しかし、印鑑の兼用はしない方が無難と言えます。

その1つ目の理由は、再登録の手続きが面倒だからです。
1つの印鑑を兼用し、もし盗難して紛失した場合は、実印の再登録と銀行届出印の変更手続きを行う必要があります。
実印、銀行印の両方の再登録手続きが必要なため、とても手間がかかりますよね。

2つ目の理由は、1本の印鑑を使いまわすことで偽造のリスクが高まり、悪用される恐れがあるからです。

特に悪用に気を付ける必要があるのは、実印です。
実印は印鑑証明書と共に本人証明として使うもので、とても重要な印鑑です。
そのため、印影の流出には十分注意しましょう。

実印は認印のように家族共同で使わないようにし、烙印の際は書類内容をよく読んで慎重に扱うことが大切です。
また、実印は姓名を彫刻することにはなっていませんが、苗字と名前の両方を彫刻する方が安全と言えます。

 

□おすすめの書体とは

実印、銀行印、認印を使い分ける場合、それぞれに適した書体を選ぶ必要がありますね。
ここでは、それぞれの印鑑におすすめの書体を紹介します。

 

*実印におすすめの書体とは

実印は法律行為や契約が本人の意思によるものであることを証明するものです。
そのため、風格があって偽造されにくい書体が適しているでしょう。

そこで、実印の書体としては、線が複雑な篆書体と印相体が適しています。
篆書体は象形文字から生まれたデザイン性の高い書体で、烙印した際の見栄えが良く、偽造がしにくい書体です。

印相体は篆書体の線を中央から八方にアレンジした書体で、構造が複雑で文字が全てくっついているため偽造しにくいです。

 

*銀行印におすすめの書体とは

銀行印の書体を選ぶ際は、実印よりも多少読みやすさを意識すると良いでしょう。
そのため、安全性の高い篆書体、印相体の他に、読みやすい隷書体と古印体がよく使用されます。

隷書体は篆書体をも少し簡略化して書きやすくした事態で、文字がはっきりしており線にうねりや払いがあるのが特徴です。
古印体は日本独特の書体で、隷書体をもう少し柔らかく丸みを加えた書体ですので、印影の文字が非常に分かりやすいです。

 

*認印におすすめの書体とは

認印は何が書いてあるか読めることが重要なため、独特な文字表現の篆書体や印相体よりも、読みやすい隷書体や古印体がよく使用されます。
しかし、認印の場合はどの書体を選んでも問題ありません。

そのため、印刷物やハガキの宛名などで馴染みのある楷書体や行書体を選んでも良いですし、お好みの書体を選んでも良いでしょう。

 

□まとめ

今回は実印、銀行印、認印それぞれの特徴や兼用のリスク、またおすすめの書体について解説しました。
これら3つの印鑑を兼用するのは、使っているうちは便利に思えますが、安全性を考えると兼用は避けた方が無難ですね。

印鑑の作成に関してご質問等がございましたら、ご気軽に当社までご連絡ください。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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