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女性が銀行印を作るときの書体の選び方は?女性目線でしっかり解説します。

2020.5.20カテゴリー:印鑑の書体について

印鑑を作りたい女性で、銀行印の書体選びに迷っている方はいませんか?
銀行印は普段使う印鑑とは役割が違ったものなので、正しい書体を選ぶ必要があります。
本記事では銀行印を作る際の文字の問題、つまり名前表記と書体について、女性が作るという視点で詳しく解説します。

 

□銀行印の役割

銀行印に使う書体を見ていく前に、銀行印の役割について見ていきましょう。
これを理解することで、銀行印にどういった書体を使うべきかがわかるでしょう。

銀行印は、銀行や金融機関で預貯金口座開設、口座の引き落とし設定など、様々な場面で使用する印鑑です。
金銭に関わる非常に大切な印鑑で、金融機関に1人1つの印影を登録します。
本人確認の意味合いが強いためフルネームを彫刻するのが好ましいですが、女性の場合は結婚して名字が変わることを見据えて名前だけを彫刻することも多くあります。

ちなみに、一家を背負う男性が名字を使い、女性は名前を使うという考え方もあるでしょう。
もちろん、仕事で頻繁に使うなど名前で作りづらい場合は名字を使っていただいてもかまいません。
名字だけの場合、夫も名字だけの印鑑を持っているときは取り違えのないように書体などを変えておきましょう。

書体については、可読性の低い、つまり読みにくい書体を使います。
なぜなら、さまざまな契約に使うことができ、悪用されることを警戒する必要があるからです。
簡単に文字を読み取られる、あるいは複製しやすい書体(楷書体など)にしてはいけません。
そこで、可読性が低く複雑な篆書体や印相体が好まれます。

 

□実印とは書体を区別する

銀行印は、実印とは分けて作ることを推奨します。

実印について少し解説すると、印鑑登録を必要とし、社会・法律上なくてはならない自身の分身となる重要な印鑑です。
役所に1人1つ登録し、土地・建物の売買や登記、車の登録・公正証書の作成等に使用します。

銀行印と役割が似ており、作る際の注意点もほとんど同じで、1本で済ますこともできるのですが、できるだけ実印と銀行印は別のものとして作りましょう。
なぜなら、仮に紛失した、または盗難にあった際、2倍の危険を犯すことになってしまうからです。
また、実印と銀行印の両方を登録し直さなければならないという手間の問題もあります。
セキュリティにしろ手間にしろ、リスク分散というわけです。

そこで、実印と銀行印の印影を違うものにしましょう。
名前表記を一方はフルネームでもう一方は名前だけにしたり、実印では縦書き銀行印では横書きにしたり、それぞれの書体を別のものにするといった方法が考えられます。
またパッと見たときに区別できるよう、銀行印を実印より少し小さめに作るのも慣例になっています。
前述のとおり、夫とともに名字だけの印鑑を作る場合もそれらを見分けられる工夫が必要です。

 

□女性視点で見る印鑑の書体

ここからは、銀行印によく使われる3つの書体「篆書体、印相体、古印体」を、女性が印鑑を作るという視点で見ていきます。
篆書体・印相体は可読性が低く、また古印体は偽造が難しいものになっているので、いずれも銀行印に適した書体です。
逆に隷書体や楷書体などは可読性が高く、銀行印には向きません。

 

*篆書体について

 

銀行印向けとして女性に人気が高いのが、パスポートやお札の印鑑に使われている篆書体です。
実印、銀行印全体としては印相体が最も人気ですが、どっしりとした印象を与え男性向きという考えもあります。
篆書体は印相体に比べて線が細く、やわらかい印象を与えられるでしょう。
細篆書体(太枠篆書体)として篆書体よりもさらに字を細くするものもあり、女性に人気です。

 

*印相体(吉相体)について

 

実印、銀行印で一番の人気を誇るのが印相体(吉相体とも)です。
文字は大きく力強く彫られ、現代文字とかけ離れた形をしています。
それゆえに防犯性が評価されており、機能性を重視するなら印相体が最適でしょう。
また、文字が大きいため文字と枠が接するところが多く、欠けにくいというメリットもあります。

セキュリティの観点から、実印・銀行印として使われるのは篆書体と印相体がほとんどです。
実印と銀行印を見分けるため、違う書体でそれぞれを作っておくのがおすすめです。

 

*古印体について

 

古印体は日本で生まれた丸みのある書体で、精緻な文字を作れなかった時代の特徴を受け継ぎ、波打ったような線が女性らしい柔らかさを感じさせます。
可読性は極めて高いのですが、線の太さの不均一性からまったく同じものを作るのが難しく、実印・銀行印として使用できます。

 

□まとめ

女性が使う銀行印の名前表記や書体について解説しました。
名前表記はフルネームまたは名前のみ、書体は「篆書体、印相体、古印体」から選び、実印と異なる印影にするのが良いでしょう。

当社では熟練彫刻職人による手仕上げの上質な印鑑を販売しております。
銀行印を作成される際はぜひお問い合わせください。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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