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女性が印鑑を作るときの書体の選び方は?印鑑の種類ごとに解説します。

2020.5.15カテゴリー:印鑑の書体について

印鑑を作りたい女性で、書体選びに迷っている方はいませんか?
印鑑の文字には気を配りたいものですが、そのためには印鑑の種類と書体をしっかりと選ぶ必要があります。
女性が作る印鑑という視点で、印鑑の種類と書体を解説していきます。

 

□印鑑の役割と書体

まずは、印鑑の種類はどういったものがあるのかを見ていきましょう。
印鑑には大きく分けて3種類あり、実印・銀行印・認印です。
それぞれについて求められる名前表記や書体が違うので注意しましょう。

 

*実印

 

実印は印鑑登録を必要とし、社会・法律上なくてはならない自身の分身となる重要な印鑑です。
役所に1人1つ登録し、土地・建物の売買や登記、車の登録・公正証書の作成等に使用します。
本人確認に使うものなので基本的にはフルネームを彫刻しますが、女性の場合は結婚を見据えて名前のみを彫ることも多いです。
住民票の表記に合わせる必要はありますが、名字だけ、名前だけ、フルネームのどれを選んでも問題ありません。

実印に使う書体の条件として、読みにくく複製しにくいものでなければなりません。
なぜなら、大きな取引に使われる印鑑なので、偽造されると困るからです。
可読性の低い篆書体や印相体が好まれるでしょう。

 

*銀行印

 

銀行印は、銀行や金融機関で預貯金口座開設、預金の引き出しの際に使用する印鑑です。
金銭に関わる非常に大切な印鑑であり、認印・実印と分けて使うのがおすすめです。
こちらも金融機関に印影を登録するもので偽造されては困るので、実印と同様、フルネームと読みにくい書体の組み合わせが基本になります。
やはり同様に、結婚を見据えて名前だけを彫ることも多くあります。

ちなみに銀行印は実印と区別しやすくするため、サイズや書体、名前表記を実印と違うようにすることが多いです。
例えば実印は基本的に縦書きなので、銀行印を横書きにすることで取り違えを防げます。

 

*認印

 

認印は実印・銀行印以外、つまりどこにも登録しない印鑑をまとめて言ったもので、荷物の受け取りや社内文書の押印など普段使う印鑑と言えます。
家用と仕事用で分ける人も多いですが、家用の認印の場合は家族で共用できるので、名字だけ彫ることがほとんどです。
また、実印・銀行印と違って誰にでも読めることが大切なため、読みやすい書体で作ります。

 

□女性視点で見る印鑑の書体

ここからは印鑑によく使われる5つの書体「篆書体・印相体・古印体・隷書体・楷書体」を、女性が印鑑を作るという視点で見ていきます。
なお書体ごとの文字の見本はこちらに掲載されていますので、合わせてご覧ください。

・篆書体(てんしょたい)

実印・銀行印向けとして女性に人気が高いのが、長い歴史を持つ篆書体です。
多くの書体はこの篆書体から派生しているともいわれます。

実印・銀行印全体としては印相体も人気ですが、どっしりとした印象を与え男性向きという考えもあります。
篆書体は印相体に比べて線が細く、女性らしいやわらかな印象を与えられるでしょう。
細篆書体(太枠篆書体とも)として篆書体よりもさらに字を細くするものもあり、女性に人気です。

・印相体(吉相体)

実印・銀行印で人気を誇るのが、もともとは篆書体を基礎に意匠化された書体である印相体(吉相体)です。
重圧や風格が感じられる印影は現代の文字とかけ離れており、防犯性に優れています。
また、その力強い書体ゆえに文字の枠に接する部分が多く、欠けることが少ないです。

セキュリティの観点から、実印・銀行印として使われるのはこれら篆書体と印相体がほとんどでしょう。
実印と銀行印では違う書体を使うべきですから、それぞれを使うのが良いでしょう。

・古印体

篆書体を簡略化した隷書体をさらに日本独自に簡略化させたのが古印体で、波打ったようなやわらかい線で構成されています。
簡略化された文字なので可読性が高く認印にしか向かないようにも思えますが、線の太さが不均一で偽造しにくく、実印や銀行印としても使われます。

・隷書体

隷書体は篆書体を簡略化したもので、極めて読みやすく、バランスの取れた美しい書体です。
線の太さが均一でしっかりとした印象があり、楷書や行書に比べるとビジネスシーンでの使用で好まれます。
全体的に太めに彫られており、文字が欠けにくいというメリットもあります。

・楷書体

教科書に使われる最も一般的な書体です。
見た目が優しく可読性は一番で、家用仕事用を問わず認印として最も無難でしょう。
文具店や100円均一で大量に売られている印鑑(三文判)は楷書体で彫られています。
同時に複製や偽造が極めて簡単でもありますが、認印としての使用ならば問題ないでしょう。

 

□まとめ

女性が使う印鑑の書体について解説しました。
実印・銀行印としては印相体と篆書体が人気ですが、女性人気があるのは細く柔らかい篆書体です。
また認印としては古印体、隷書体、楷書体はどれも有力な選択肢になります。
ぜひ本記事を参考に書体を選び、理想通りの印鑑を手に入れてください。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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