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印鑑市場 店長ブログ

印鑑通販は危険!購入前に一読を!印鑑の作成方法について

2014.4.9カテゴリー:印鑑通販について

印鑑通販店で購入されるお客様は、「年間何十万本出荷実績!」や激安価格に目が行き、印鑑の知識は一般的に浸透していないため、「唯一無二、既製品ではない」といっても、それは所詮パソコンで作る僅かな文字の違いしかないコンピューター文字とも知らずに、実はオリジナル性の低い、同じような印鑑が何本も出来上がるような作成方法で販売されている印鑑を手にしてしまう可能性があり、とても危険です!

NGの様子

場合によっては、印鑑登録ができないこともあります。
前回のエントリーで、即日発送可能な限界の時間について触れましたが、それは「印鑑の作成方法」によることも申し上げました。
作成方法はその印鑑店でそれぞれ異なります。

大きく分けて3つあり、「機械彫り」「完全手彫り」「手仕上げ」となりますが、この言葉だけでは誤解が生じることもあるくらい中身は少々複雑です。
機械彫り
「機械彫り」は、粗彫りの工程を中心に彫刻機械で行い、当記事での他の2つと比較するための3つの区分での機械彫りという定義では、文字の作成もパソコンソフトの自動システムを使い、仕上げもほぼしないというものです。 最近の文字自動生成ソフトは発達しておりますが、やはり手作業で行う文字作成に比べ、バリエーションも乏しく、違いを生み出すことができません。

年間○○万本出荷してます!というような大量生産のお店や激安店はこの方式がほとんどです。
完全手彫り
「完全手彫り」は文字通り、印鑑の文字作成、粗彫り、仕上げまで全て手作業で行います。
最も彫刻が多くなる粗彫りの工程まで手彫りするので、とても時間がかかり、その分印鑑自体の価格も非常に高いですが、オリジナル性の高い印鑑が仕上がります。
手仕上げ

「手仕上げ」ですが、これは当店「印鑑市場」でも採用している方式です。

粗彫りという最も時間のかかる工程を機械彫りとすることによって、作成時間を大幅に短縮し、文字の作成から手作業で行い、仕上げも手作業という工程です。 この文字作成、仕上げの手作業の入り方でも、その印鑑店で大きく差が出ますが、今回は省きます。 この方式により、仕上がりに差異がほぼ出ない、粗彫りの工程を短縮することによって、 品質を保ち、低価格で販売することが可能となりました。

印鑑を掘っている様子

ご予算と時間に余裕があり、仕上がりに拘る方は、「完全手彫り」の店舗で購入することをお勧めしますが、
コストパフォーマンスも高く、納期も早い、そして唯一無二の印鑑であるということでは手彫り印鑑とも変わらない高品質という印鑑をご希望の方は、当店「印鑑市場」でも採用している「手仕上げ」の印鑑店でご検討されることが好ましいかと存じます。

いずれにしても、大切な印鑑なので、自分の印鑑がオリジナル性が高く、この世に2本とない安全性の高い印鑑であるために、大量生産、激安店の印鑑通販は客観的にも避ける方が無難です。

さらに「手書き文字」にすると、最も偽造されにくい、
この世で一本だけの印鑑
になります。

■ 当店の印鑑を手書き文字で購入する方法

当店で購入の印鑑を手書き文字にするには、カート画面から購入手続きへ進み、「書体・刻印名の入力」の画面で「上で選んだ書体を手書き文字で作成をする」を選ぶと、簡単に手書き文字にする事が出来ます。

印鑑を手書き文字で購入する方法 印鑑を手書き文字で購入する方法

<合わせて印鑑ご購入の前にお読みいただきたい記事>

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

会社用印鑑