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英語の印鑑を作成する際のステップや注意点について解説します

2020.8.10カテゴリー:印鑑について

英語の印鑑はどのように作成したら良いのでしょうか。
新しく印鑑を作成する際に、このような悩みをお持ちの方は多いと思います。
そのため、どのような工程で印鑑を作成しているのかを知っておきたいですよね。
今回の記事では、具体的に英語の印鑑を作成する方法や注意点を見ていきましょう。

 

□英語の印鑑を作る際のステップを確認しよう

まずは英語の印鑑を作る際のステップを、大きく5つに分けて紹介します。

1つ目のステップは名前と向きを決めることです。
フルネームで作るのか、ファーストネームだけにするのか、セカンドネームは入れるのか、といったように印字する文字を決めましょう。

また、外国人の方が実印を作成する際には、カタカナ表記にするのか英語表記にするのかを選択する必要があります。
実際に英語表記の印鑑の使用を認めていない地域があるため、実印を作成する場合にはカタカナにしておくと良いでしょう。

加えて、英語表記の場合は横向きが推奨されていますが、カタカナ表記の場合は縦横どちらでも構いません。
気に入った向きを選ぶと良いでしょう。

2つ目のステップはサイズ選びです。
基本的にサイズの規定はないのですが、一般的に印鑑は12mm〜15mmの間のサイズで作られることが多いです。
作られる方、贈る予定の方の身長に合わせて、サイズを考えると良いでしょう。

3つ目のステップは書体選びです。
書体はたくさんありますが、日本人に人気のある書体は篆書体(てんしょたい)と印相体(いんそうたい)です。

しかし、外国人の方には古印体(こいんたい)が人気です。
これは古印体がわかりやすい字体であるためでしょう。
どのような書体を選ぶのかによって、かなり雰囲気や印象が変わるため、それぞれの特徴を把握して、後悔しないように選びましょう。

4つ目のステップは素材選びです。
おすすめの素材はチタン、水牛、シトリンなどの3つです。
素材によって、水洗いができたり、高級感が出たりするため、素材選びは慎重に行いましょう。

5つ目のステップはお店選びです。
店舗だと、実物が確認できるのがメリットです。
その一方で通販であれば、価格が安かったり、種類が豊富だったりするので、お求めの印鑑を購入しやすいことがメリットだと言えるでしょう。

また、24時間注文できるのも魅力的なポイントですね。
さらに、店舗だと英語表記の印鑑を受注していないことがあるため、気をつけましょう。

 

□英語の印鑑を作成する際の注意点を解説します

*サイズによって文字が入りきらない可能性がある

基本的に、日本人のフルネームは漢字で4〜5字程度の場合が多いので、どのようなサイズの印鑑でもぴったり収まりやすくなっています。
しかし、英語表記の場合やカタカナ表記の場合は、デザインによって印鑑の枠の中に収まりきらない可能性があります。

15mmサイズの場合、カタカナであれば20〜25文字、英語であれば30〜35文字程度が目安だと考えられています。
そのため、必然的に印鑑のサイズが大きくなってしまうことがあるので注意しましょう。

また、文字数が多い場合は、依頼する業者に事前に確認を取っておくことをおすすめします。
カタカナ表記にすると文字数が減る場合もあるのため、カタカナ表記にすることも考えてみてくださいね。

 

*英語表記でも会社印鑑は作成できる

2002年より前の時代には、商号に英語を使用できなかったため、英語表記の会社名でもカタカナでの登録しかできませんでした。
しかし、2002年に商業登記法が改正されたため、商号にアルファベットを使用することが許可され、印鑑でも英語表記が認められるようになりました。

そのため現在は会社名に英語が入っていても英語表記に統一できます。
会社印鑑を作成する際は英語表記にすることを検討してみてはいかがでしょうか。

 

□英語の印鑑でおすすめの素材は?

おすすめの素材は大きく分けて3つあるのでそれぞれ詳しく見ていきましょう。

まずは水牛が素材の印鑑の特徴をご紹介します。
水牛は、耐久性が優れているだけでなく、比較的リーズナブルに作成できる素材です。
牛の角を使うのでとても硬く、しっかりと押印できます。

ただ、タンパク質でできている素材なので、乾燥にはあまり強くありません。
そのため、保管する際はきちんと湿度に気をつけて、ケースに入れましょう。

次はチタンです。
チタンは金属アレルギーを起こしづらい金属です。
とても丈夫で、朱肉による変化や経年劣化も起こりづらいです。
耐熱性にも優れているため、壊れる心配はあまりないと言えるでしょう。

朱肉を水で洗い流すこともできるのでとても実用的です。
手入れのしやすさや見た目のかっこよさで人気が高い素材です。

最後に薩摩本柘という素材の特徴について見ていきましょう。
柘という木の中でも特に丈夫な素材です。
中の繊維が詰まっているため、とても優れた耐久性を誇っています。
日本らしく綺麗な仕上がりの印鑑になるため、外国人の方へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。

 

□まとめ

この記事で紹介したように、英語の印鑑は5つのステップを通じて作られます。
ぜひご自分の納得がいく素材を選んで英語の印鑑を作成してみてくださいね。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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