2018.5.15カテゴリー:印鑑について
「実印を作りたいけど、予算はどれくらいかかるんだろう?」
実印はあなたの一生を支えてくれます。
そんな実印を作成する機会はそう多くありませんよね。
どうすればいいかわからず、購入する日がどんどん遅れてしまう人もいるのではないでしょうか。
余裕があれば、時間をかけて印鑑を選ぶことができます。
しかし、誰もがそうというわけではありませんよね。
スグにでも実印が欲しい人は、予算を気にしている暇はないでしょう。
もしかしたら、それだと後悔するような事態に陥ってしまうかもしれませんね。
今回は、そのような事態に陥るのを避けるために、実印の予算をお伝えします。
この記事を参考に、安心して実印を手に入れませんか。
【実印の相場が店によって異なる理由】
実印の相場はバラバラです。
1,000円以下の実印があれば、50,000円を超える印鑑もあります。
中には、100,000円に達する実印もあるそうです。
何故、同じ実印なのに、このような違いが出てくるのでしょうか。
その要因としては、次の4つが挙げられます。
・手彫りや機械彫りかなどの実印の作り方
・象牙や水牛などの実印の素材
・実印の作成にかかる時間
・実印の大きさ
これらの要因が変化することによって、実印の相場に差が生まれてくるのです。
一般的に実印は、印鑑の素材である印材を機械で削り、最後に手彫りで完成させます。
もし、この作業を最初から最後まで手彫りで行えば、機械を利用するときに比べて、時間と手間が増えてしまうのです。
その結果、人件費が増えるため、値段が高くなります。
値段だけで見ると、機械彫りのほうが良いようにも思えますよね。
しかし、手彫りには手彫りにしかない良さがあります。
それは独自性です。
手彫りで作成された印鑑は、世界に1つだけの印鑑となります。
どれだけ真似ても同じ物は作れません。
実印は人生を支える印鑑です。
お金に余裕があるようであれば、手彫りの実印を作成してもらいませんか。
上記の要素の他にも、店舗によって値段が変化することがあります。
印材を仕入れる方法が違ったり、発送方法や広告費を工夫したりすることによって、値段が変わってくるのです。
そのため、「値段が安い=質が悪い」とは一概に言えません。
以上のことを踏まえると、10,000~50,000円が実印の相場と言えるでしょう。
他の印鑑と比べると、非常に値段が高いですよね。
しかし、実印にはその値段に値するほどの価値があるのです。
一生に数度とない実印を作成する機会です。
ある程度の予算を超えてしまっても、欲しいと思った印鑑を購入してみてはいかがでしょうか。
【実印の素材】
先ほどもご説明したように、実印の相場を変動させている要因は様々なものがあります。
その中でも価格を大きく左右するのが素材です。
素材が変わるだけで、10,000円ほど値段が変動することあります。
それほど印鑑にとって素材は大きな存在なのです。
「じゃあ、どの素材を選べば良いんだろう…?」
このように思われた人もいらっしゃいますよね。
その方々に向けて、人気のある素材をピックアップしてみました。
以下のリストを参考に、自分にふさわしい実印を手に入れてみてはいかがでしょうか。
・象牙
相場:19,000円
象牙は数ある印材の中でも最高級の素材です。
その理由としては、様々なものが挙げられますが、そのうちの1つに見た目が挙げられるでしょう。
象牙の色は真っ白ではありません。
だからと言って、黄ばんでいるわけではありません。
象牙は見た人にしかわからない、独特の色をしているのです。
その独特な色は朱肉とよく合います。
印鑑にこれほど適した素材はないでしょう。
色の他にも、象牙は手触りや耐久性においても優れています。
そのため、象牙は印材の王様とも称されることがあるのです。
自分の人生にふさわしい実印を作りたい人は、象牙の素材を選ばれることをオススメします。
・チタン
相場:15,000円
チタンという素材は、耐久性に特化しています。
耐久性だけでなく、耐熱性や耐食性など、一生変わらない見た目で使い続けられる印鑑です。
それに加えて、チタンはアレルギー反応を起こすことが少ない金属としても名が知られています。
そのため、金属アレルギーの方にも安心して使用して頂ける印鑑となっているのです。
また、チタンは捺印性に優れています。
捺印性とは、きれいな印影の残しやすさです。
チタンは朱肉との相性が良いため、綺麗な印影を残します。
見た目だけでなく、性能も申し分ないチタンを実印の素材にしてみませんか。
・黒水牛
相場:6,000円
水牛は数ある印材の中でも有名な印鑑の素材ですよね。
黒水牛の艶のある黒い色は昔から多くの人を虜にしてきました。
象牙やチタンほどではありませんが、黒水牛も耐久性に優れています。
印材の中でも最もコストパフォーマンスに優れた素材であるため、印材を選ぶ際は、黒水牛を基準にしてみてはいかがでしょうか。
今回は、実印の予算をご紹介しました。
どの実印を選ぶかは人によって異なります。
色々な条件を比較して、最高の一本を手に入れませんか。