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女性の実印は名前のみにすべきなの?そんなお悩みを解決します

2020.3.20カテゴリー:印鑑について

女性の実印は名前のみにすべきなの?そんなお悩みを解決します

「娘の高校卒業祝に実印を考えている」
「将来に備えて実印の購入を検討している」
このように実印の購入を考えている女性もいらっしゃると思います。
しかし、女性が実印を購入する際には、フルネームか名前のみにするべきか悩む方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、女性が実印は名前のみにすることについてや、名前だけにする理由について説明していきます。

実印に登録できる印鑑の条件や女性に人気の印鑑素材についてもご紹介しているので、ぜひご一読ください。

 

□女性が実印を作成する時期は?

 

実印が必要となる機会は限られています。
しかし、その使用機会はいずれも大切な場合が多いです。
例えば以下の3つが挙げられます。


・不動産を購入する
・遺産相続をする
・起業して会社を登記する

 

必要になって初めて、実印を作成する方もいらっしゃると思います。
しかし、実印は大切な場面で必要となってくるため、事前に作成しておくことが望ましいでしょう。
事前にといっても、具体的にはいつ作成すると良いか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで、女性が実印を作成する主なタイミングを3つ紹介します。

実印を作成する主なタイミングは以下の3つです。


・結婚する時
・成人する時
・就職する時


名字も変わり、新しい生活の始まる結婚は、実印を作成するのに、最もふさわしい時期と言えるでしょう。

また、成人するタイミングや社会人になるタイミングなどの節目も実印作成には最適と言えます。
そもそも実印は1人につき1本だけが登録可能で、一生物と言われる印鑑です。
そのため実印の作成は必要になった際に、急いで適当に作るのではなく、十分に吟味した上で作成するのが望ましいでしょう。

 

□そもそも実印の条件とは?

そもそも、実印とは契約や取引などで大切な役割を果たす印鑑のことです。
とても重要な印鑑であるため、一定の条件を満たさない限り「実印」として認められません。
そこで、実印として認められる条件をご紹介します。

1.印鑑登録

実印として認められるためには自治体で「印鑑登録」をする必要があります。
やり方としてはまず、実印として登録する印鑑を自治体に印鑑登録を依頼します。
そして、自治体がその印鑑を実印として認めて公に証明する「印鑑登録証明書」を発行することでようやく実印として認められる印鑑になります。

2.サイズ

実印には、印鑑のサイズによって印鑑登録ができないことがあります。
印鑑のサイズは大きすぎず、小さすぎないことが求められます。

具体的には、印影の大きさが一辺8ミリメートル以下の正方形に収まらないもの、または25ミリメートル以下の正方形に収まるものという条件です。

3.本名が彫られている

実印にできる印鑑は、住民票や外国人登録原票に記載されている氏名である必要があります。
実印は本人を証明する時に用いられるため、本名でない印鑑は実印として使用できないのです。

4.欠損がない

欠損のある印鑑は契約や取引などに用いた時、同一の印鑑はどうかを照合するのが難しくなってしまいます。
そのため、実印に登録する印鑑は必ず欠損がないものにしてください。
また、印鑑登録を済ませた印鑑が欠損した場合も同様に新しい印鑑登録をする必要があります。

印鑑は縁起物なので、欠けた印鑑を使うのは運気に関しても良くない影響があると言われています。

5.大量生産されていない印鑑

実印は印鑑証明の印影によって法的効力を持っているものです。
そのため、同じ印影である印鑑が大量に存在する既製の印鑑は実印には使用できません。

6.印鑑登録されていないもの

実印は一人に一本ずつ必要なものです。
家族であっても他の人が既に印鑑登録をしている印鑑は、実印として使用できません。

 

□女性の実印は名前だけ?フルネーム?

前提として、実印はフルネーム、名字のみ、名前のみの3種類の登録方法があります。
結論から言うと女性が実印を作成する際には、「名前だけにする」のが良いでしょう。

以下ではその理由について説明します。
最も大きな理由としては、女性は結婚すると名字が変わってしますからです。
実印登録は、住民票に登録している氏名のみを利用できるため、結婚により名字が変わってしまった際には変更する必要があります。
そのため、事前に名前だけで登録しておくことで、作り直す時間や手間を省けるため、名前だけで登録しておくことをおすすめします。

これはまだ結婚していない女性だけに当てはまる事例であって、既婚女性には関係ないと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、別の理由によって既婚女性も実印作成の際には名前だけの方が良いとされています。
フルネームの実印を作成するのは一家を背負う男性がだという考えがその理由として挙げられるでしょう。
しかしこの考え方は古いものです。
男女平等社会が謳われている現代ではあまり気にする必要がないかもしれません。

そのため基本的に名字の変わることのない結婚している方は、実印はフルネーム、名字のみ、名前のみの3種類から好みに合わせて選択しましょう。
フルネームにする利点としては、偽造されにくくなり、防犯性が高まることが挙げられます。
そこで次に女性が実印を作成する際のいくつかのポイントについて説明します。

 

□女性の実印作成のポイントは?

ここでは女性が実印を作成する際のポイントとして、おすすめのサイズ、書体、素材について説明します。
まず実印のサイズに関してですが、男性の一般的なサイズが16.5ミリメートルであるのに対して、女性用におすすめのサイズは、13.5ミリメートルと 15.0ミリメートルです。
前述したように、実印は1人につき1本登録する必要があるので、夫婦であっても互いに1本ずつ所持しておく必要があります。
そこで、サイズを変えておくことで見分けがすぐに付くようになるため便利です。
もう1つの理由としては、女性が男性の印鑑以上のサイズの印鑑を使用することは、運気的に悪影響があると言われているからです。

次に、女性が実印を作成する際にオススメの書体について説明します。
女性の実印は上で述べたように、男性の実印と比較すると、小さくなります。
そのため女性におすすめする書体は、小さなサイズでも、映える書体です。
全体的に見れば、篆書体と印相体の使用率が高いですが、女性の実印作成に限れば細篆書体が最も使用されています。
この書体は篆書体と比較すると、文字が細く柔らかい印象が特徴です。
見た目に反して、外枠は太いため耐久力にも優れています。

最後に、女性の実印作成の際の素材について説明します。
女性におすすめの素材は琥珀です。
琥珀とはいっても、完全に天然の物ではなく、天然の琥珀に、硬い人工樹脂を混ぜたものを使用します。
この素材は、宝石のような美しさと軽量性を兼ね備えています。
そのため、機能だけでなく見た目も重視する女性にはぴったりです。

 

□女性に人気な実印の素材とは?

印鑑の素材は印鑑を作成する上で、悩む方が多いポイントです。
そこで、女性に人気の印鑑素材をご紹介します。

 

*琥珀

女性に最も人気のある印鑑素材は「琥珀」です。

琥珀の色は濃いオレンジでマーブル模様が入っている水晶のような見た目をしています。
この琥珀は石のようにも見えますが、実は長い時間をかけて堆積した樹脂なのです。

琥珀そのものは耐久性が低く、脆いためそのまま印鑑の素材として使ってしまうと欠ける可能性があります。
そのため、印鑑に使われるのは人工樹脂で硬度を高めた琥珀の印材です。

しかし、琥珀は素材として貴重なため、素材費用が高額になりやすいです。
一生に一度の実印作成だと考えれば、気に入った素材を使って実印を作ってみるのも良いのではないでしょうか。

 

*彩樺

「彩樺」は、天然木に劣らない美しい赤褐色の木目が特徴的な印材です。
天然木の真樺と樹脂を高圧加熱処理することで、歪みや狂いの極端に少ない耐久性の高い彩樺ができます。

そのきめ細かい木目は琥珀に劣らない味わい深さを演出します。
琥珀よりもお手頃な価格で作成できるので、「琥珀は高くて手が出せない...」という女性におすすめの素材です。

 

*オランダ水牛

「オランダ水牛」は見た目の美しさと耐久性の両方を兼ね備えた、知る人ぞ知る素材です。
黒水牛と対比され、白水牛と呼ばれることもあります。
実際の水牛の角を使った素材なので、耐久性が高く模様も唯一無二であることが人気の理由です。

 

□まとめ

今回は女性が実印を作成する際のポイントを説明しました。
まだ結婚をしていない女性が実印を作成する際には、フルネームではなく名前のみにするのが良いでしょう。

実印は住民票に登録している氏名のみ利用できるため、名前だけの実印を作成すると結婚して名字が変わってしまっても継続して使用できます。

また、実印はある一定の条件を満たしている必要があるため、必ず実印の条件を確認しておきましょう。

実印の作成をご検討中の方は、十年以上の経験を持つ当社の熟練印鑑職人にお任せください。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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