2017.10.15カテゴリー:印鑑について
「PCで印鑑を捺せたらなぁ…」
このような思いを抱えている人、意外と多いのではないでしょうか
それが実現出来たら、プリントを印刷してから印鑑を捺す時間を削減できますよね。
これを聞いて、PCで印鑑を捺してしまいたい方も居るのではないでしょうか。
これから、そのような方々に向けて、PCで使える印鑑の作り方をお伝えします。
Excelを用いた作り方
まずは、印鑑の画像を作っていきましょう。
使い慣れている画像編集ソフトがあれば、それを用いて、印影を作成しても構いません。
しかし、誰もが使えるわけではありませんよね。
そのためにも、Excelで1から作っていきましょう。
今回用いるExcelは、Excel2013です。
Excelは、Excel2013の操作方法
リボンにある「挿入」ボタンを押してください。
そしたら、様々な色の「A」が出てきましたよね。
その中から、一番左上にある「A」をクリックしてください。
点線に囲まれて、「ここに文字を入力」という言葉が出てきませんでしたか?
そこに。印影にしたい一文字目を入力してください。
フォントやサイズは好みで設定することができます。
しかし、印鑑として使うのであれば、フォントくらいは実物のモノと同じようにしたいですよね。
ここで、実際の印鑑で使われているフォントをご紹介します。
この中から、お持ちの印鑑に近いフォントを選んでください。
・篆書体
・印相体
・隷書体
・古印体
・楷書体
・行書体
簡単にそれぞれの書体の特徴をご説明します。
・篆書体:重厚で風格が漂う書体。実印によく使われる。
・印相体:比較的柔らかい印象を受ける書体。吉相体とも呼ばれ、開運が期待できる。
・隷書体:バランスのとれた美しい文字が特徴の書体。日本銀行券に使われている。
・古印体:親しみやすい印影が特徴の書体。個人の銀行印などにも使われる。
・楷書体:漢字の最も基本的な書体。可読性が高いため、認め印として使われる。
・行書体:筆で書いたような滑らかな印影の書体。少し癖がある。
フォントを選べたら、文字を赤くしましょう。
リボンにある「ホーム」を押して、Aと下に赤い線が引かれたボタンを押してください。
それを押すことで、文字を赤くすることができますよ。
それができたら、それをコピーして、印影に書く文字数が揃うまで。コピー&ペーストを行いましょう。
ペーストが終了したら、文字を変えていってください。
印影にしたい文字が揃いましたか?
そしたら、文字を縦に揃えましょう。
ある程度揃えられたら、リボンの「挿入」を押してください。
次に、その中から「図形」を選びましょう。
たくさんの図形が出てきましたね。
そこから、楕円を選んでください。
楕円で文字を囲んだら、右クリックをして、図形の設定を変えましょう。
枠を赤くして、塗りつぶしは透明にします。
それが終わったら、楕円と文字を選択してください。
数ある項目の中から、「グループ化」にカーソルを合わせましょう。
そしたら、右に3つくらい項目が出てきましたよね。
その中から、また「グループ化」を選んでください。
楕円と文字をグループ化できたら、それをコピーしましょう。
コピーしたものは、空いている所に貼り付けてください。
貼り付けるオプションは、「図として貼り付け」を選択しましょう。
その画像をダブルクリックすると、リボン欄に「図ツール」というものが表れます。
そしたら、トリミングを押して、周りの余白を小さくしていきましょう。
そこまで終わったら、今の楕円と文字をコピーしてください。
ここで、Excelを用いた作業は終了です。
ここからは、ほとんどのPCに導入されているペイントソフトを使って、印鑑を仕上げていきましょう。
今回は、windowsのペイントを例に説明してきます。
印刷の仕上げ方
ペイントソフトを起動できたら、Excelで作成した印影を貼り付けてください。
ペイントのキャンパスは、印影に対してかなり大きいと思います。
貼り付けたら、無駄な部分は縮めてしまいましょう。
これで印影を作る作業は終了しました。
後は、作成した印影を保存しましょう。
作成した画像を、「名前を付けて保存」してください。
拡張子は何でも構いません。
ある程度のソフトで対応できるような、メジャーな拡張子を選ぶことをオススメします。
では、実際に使えるかどうかを確認してください。
せっかくですから、Excelに作成した印影を写しましょう。
Excelのリボン欄から挿入を押してください。
その中にある「画像」をクリックしましょう。
そしたら、画像ファイルが開かれましたよね。
その中から、先程の印影を選んでください。
想像通りの印影を作成できましたか?
きっと、多少の修正をしたいと思います。
その場合は、もう一度始めから作るか、ペイントが開かれたままならペイントで修正してしまいしょう。
作った画像を活かして、仕事の効率を上げませんか。
今回は、Excelを用いた印鑑の作り方をご説明しました。
デジタルの印鑑の登場で、あなたの会社が大きく変わるかもしれません。
手元にある印鑑とPCにある印鑑を駆使して、仕事をどんどん進めませんか。