2018.2.20カテゴリー:印鑑について
銀行印をなくしてしまう。
考えただけでも悪寒が走りますよね。
けれども、何かが原因でそれが現実になってしまう場合もあります。
その際に、どうすれば良いのかわからずに慌ててしまうと、状況が悪化してしまう場合もあるでしょう。
まずは落ち着いてください。
その上で、この記事を参考に被害を少なくしていきましょう。
今回は、銀行印を無くした時にするべき行動をお伝えします。
【銀行印以外の紛失物を確認する】
冒頭にもお伝えしましたが、まずは落ち着きましょう。
慌てた所で状況が改善するわけではありませんよね。
心が落ち着かないと思いますが、頭だけでも冷静に判断できるようにしてください。
銀行印がなくなったことがわかったら、他の紛失物を探しましょう。
口座の通帳や証書、キャッシュカードはしっかりと手元にあるでしょうか。
もし、それらも紛失してしまっている場合は、それらを合わせて、銀行へ紛失の手続きを行ってください。
【銀行に連絡】
何が手元にないかわかったら、銀行の窓口や銀行の紛失専門の相談センターへスグに電話してください。
営業時間外であれば、それぞれの金融機関が設けている専門ダイヤルへ連絡しましょう。
銀行印を紛失したことを伝えられれば、その印鑑を使った入出金や取引が停止されます。
これによって、なりすましの取引を防げるようにできるのです。
口座を守れれば、一時でも気分が安らぐでしょう。
銀行へ自分の状況を適切に伝えてから、次の行動に移るようにして下さい。
【新しい印鑑を用意する】
銀行印を紛失したことを伝えた場合、その口座での取引が停止されます。
その口座を再び使えるようにするためには、再び印鑑登録をしなければなりません。
各金融機関によっても異なりますが、一般的には以下の3つを揃える必要があります。
・顔写真付きの本人確認書類
・通帳
・新しい銀行の印鑑
これらを用意して、銀行窓口で手続きを行いましょう。
金融機関によっては、紛失受付を郵送で行い住所確認を行う場合もあります。
その場合、郵送で受け取った手紙もあわせて提出する必要があるため、間違って捨ててしまうことが無いようにしてください。
また、顔写真付きの本人確認書類をスグに用意できない方もいらっしゃいますよね。
そのような方々は、その代わりとなる書類を用意してください。
具体的には、住民票や戸籍謄本などです。
顔写真付きの本人確認書類以外での身分証明では手続きが変わることがあります。
それらも前もって確認して、何度も窓口に足を運ぶことが無いようにしましょう。
【見つかったら連絡する】
手続きをしていくうちに、紛失したはずの銀行印が見つかることもあるでしょう。
見つかったからといって、口座が停止されていれば取引はできないのです。
どんなに本人である書類を用意しても、取引することはできません。
見つかった場合は、印鑑再登録の様に、本人確認の上で、紛失の設定を解除できるのです。
銀行印が見つかったからと言って、全ての問題が解決するわけではないことを覚えておいてください。
【キャッシュカードが使えるからといって放置しない】
皆さんの中には、「銀行印がなくなっても、キャッシュカードが使えるでしょ」と思われる人もいるかもしれませんね。
その考えは捨ててください。
キャッシュカードでも取引できますが、通帳と銀行印のセットでも出勤できますよね。
もし、銀行印が盗まれていて、同じ人に本人確認書類を盗まれてしまったら、あなたの口座を空にされてしまいます。
このような事態に陥る可能性は低いかもしれませんが、絶対に起きないわけではありません。
「まぁ、大丈夫でしょ」という慢心があなたの身を滅ぼすことだってあるのです。
銀行印、通帳、キャッシュカードのうち、どれか一つでも紛失してしまったら速やかに紛失の手続きを行ってください。
【住所の変更は速やかに連絡する】
銀行印を無くした連絡をした際に、住所を変更したことを金融機関に伝えてなかった事例は少なくありません。
「引越しで忙しかったから…」
このように思われるかもしれませんが、銀行印の紛失、住所変更手続きが重なってしまうと、手続きに時間がかかってしまいます。
「印鑑変更を先にしてほしい!!」と思われるかもしれませんが、本人確認に誤った情報がある以上、変更することはできません。
もし、印鑑変更を先にしてしまえば、その銀行の信頼は地に落ちてしまうでしょう。
銀行もお客さんの大切な資産を守るために、必要な事をしているのです。
非常時に速やかな行動がとれるようにも、常に正しい情報を伝えておくようにしてください。
次に、銀行別の銀行印をなくした際の対処法についてご紹介します。
まず、りそな銀行の銀行印をなくした際の対処法についてです。
りそな銀行の銀行印をなくしたら、すぐに連絡するようにしましょう。
平日の9時から17時の間に連絡ができる場合は、りそな銀行の店舗連の連絡先を調べて連絡します。
ただ、ベータ支店やアルファ視点をご利用の方は、コミュニケーションダイヤルに連絡する必要がありますのでご注意ください。
平日の上記の時間以外(平日の夜間、休日)の場合は、クイックロビー運営センターへ連絡しましょう。
みずほ銀行で銀行印を変更するとなると、以下のものが必要となります。
・通帳
・届出予定の新しい銀行印
・本人確認のできる書類
本人確認のできる書類に関しては、生年月日、住所、氏名が記載されているもののみ利用可能ですので、ご注意ください。
パスポートや運転免許証が無難でしょう。
次に、三井住友銀行の銀行印をなくした際の対処法についてです。
三井住友銀行の銀行印をなくした場合、SMBCにログインし、インターネットバンキング
で利用停止手続きを行いましょう。
ログインした後に、紛失物が何かを選択し、[利用停止の手続きへ]というボタンをクリックすれば手続きを始められます。
その後、店頭窓口で再登録の手続きを始めましょう。
印鑑をなくしたのであれば、印鑑の利用停止を行うのが最優先です。
もしSMBCへのログインができない場合は、平日の9時から21時、休日の9時から17時に三井住友銀行のフリーダイヤルに連絡しましょう。
印鑑の紛失であれば、サービス番号はダイヤルで4を押した後に1を押せば対応してもらえます。
三井住友銀行の銀行印変更に必要なのは、以下のものです。
・届出予定の新しい銀行印
・通帳や三井住友銀行の証書
・本人確認のできる書類
・三井住友銀行から郵送される照会状
三井住友銀行の銀行印変更で特殊なのは、照会状が登録住所に郵送されることです。
そのため、上記でも述べたように、住所変更を怠らずに行っておくことが大切になります。
次に、ゆうちょ銀行の銀行印をなくした場合の対処法についてです。
ゆうちょ銀行の銀行印をなくした場合、年中無休のカード紛失センターというフリーダイヤルに連絡することをおすすめします。
カード紛失センターは、カードだけでなく、通帳や証書、銀行員の紛失、盗難被害のように様々なトラブルに対応してくれます。
それ以外にも、最寄りにゆうちょ銀行がある場合はそちらへ連絡するのも1つの手段です。
ゆうちょ銀行へ連絡した後は、ゆうちょの窓口で銀行員変更の手続きをすることになるでしょう。
ゆうちょ銀行の銀行印変更に必要なのは、以下のものです。
・ゆうちょ銀行の通帳
・届出予定の新しい銀行印
・本人確認のできる書類
・改印届書
ゆうちょ銀行では、上記の書類を銀行に提出して銀行印を変更できます。
改印届書は、窓口でもらえます。
次に、三菱UFJ銀行の銀行印をなくしてしまった場合の対処法についてです。
三菱UFJ銀行は24時間365日紛失受付センターで対応しています。
そのため、通話料有料の電話番号とフリーダイヤルのどちらでも問題ありません。
しかし、毎月第二土曜日のみ9時から翌朝の6時40分まではフリーダイヤルを受付していません。
そのため、その際は通話料有料の電話番号にかけるようにしましょう。
三菱UFJ銀行の銀行印変更に必要なのは、以下のものです。
・通帳またはキャッシュカード
・届出予定の新しい銀行印
・本人確認のできる書類
三菱UFJ銀行のEco通帳というサービスをご利用の方は、通帳ではなくキャッシュカードを持っていく必要がありますのでご注意ください。
次に、みずほ銀行の銀行印をなくした場合の対処法についてです。
みずほ銀行の銀行印をなくした場合、まずは皆さまが普段お取引なさっている店舗へ連絡するようにしましょう。
それでもつながらない場合は、みずほ銀行紛失受付センターへ平日の9時から17時の間に連絡することがおすすめです。
紛失した印鑑の利用をすぐに停止してもらえます。
みずほ銀行の銀行印変更に必要なのは、以下のものです。
・通帳
・新しく届出予定の新しい銀行印
・本人確認のできる書類
以上が、銀行別の銀行印紛失の際の対処法です。
今回は、銀行印を無くした時にするべき行動を5つ、日頃から気を付けて欲しい事を1つご紹介しました。
銀行印がなければ、あなたの大切な資産が他の人に悪用されてしまいます。
それを防げるのは、あなたの意識と日頃の行動です。
なくさないことが一番ですが、万が一の場合に備えて、なくしてしまった時の行動も覚えておいてください。