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印鑑の種類・素材が多すぎて分からない方へおすすめの印鑑をご紹介!

2018.11.5カテゴリー:印鑑について

成人や結婚、昇進のタイミングで新しい印鑑を作る方は多くいます。
この時に多くの方が

「どの種類、素材の印鑑を作ればいいのだろう?」

と迷います。
印鑑には多くの種類、素材のものがあり、それぞれで特徴や値段が全く違います。
そこで今回は、様々な種類・素材の印鑑をご紹介します。
お気に入りの印鑑が見つかりますよ。

 

□種類


まず初めに、どの種類の印鑑にするか決めましょう。
木材、角材、金属・樹脂の3種類があります。
それぞれの種類には多くの素材があり、種類が同じでも素材によって全く特徴が違います。
それでは、特に人気のある素材を紹介していきます。

 

□木材の印鑑


木材を使うと、素材の特性を生かしたナチュラルテイストの印鑑になります。
木材の印鑑は水分や油分で劣化してしまいます。
お手入れが必要なので注意しましょう。

 

*彩樺(さいか)
これは最近注目されている素材の1つです。
その理由は、木材資源を浪費しないために新しく開発されたエコ素材だからです。
木材だけでなく、樹脂も利用しているため、少ない木材で作られています。
エコでありながら樹脂を利用しているため、通常の木材よりも非常に強く、伸縮やヒビ割れの少ないことが特徴です。
独特の木目が暖かさを感じさせ、色合いがきれいなので女性からとても人気があります。
エコで、木の素材を生かしたナチュラルな素材です。

 

*柘(つげ)
この素材は古くから使われており、広く愛用されています。
繊維分の密度が高いため硬くて粘りがあります。
そのため、表面のキメが細かくて美しく、捺印しやすいことが特徴です。
しかし、木材をそのまま使っているため、お手入れは欠かさず行いましょう。
朱肉の油や水分が染みこむと劣化して耐久性が落ちてしまいます。
使用後は朱肉をきちんと拭き取り、水分がつかないようにすると、長く使用できます。
とてもお手頃の素材なので、しっかりお手入れをして長く使えば、とてもコストパフォーマンスの高い素材です。

 

*黒檀(こくたん)
仏壇や家具等に使用される高級天然木材です。
とても硬くてどっしりと重く、木目が非常に細かいことが特徴です。
乾燥性があり、虫に喰われにくい事から朽ちることが無いと言われています。
そのため、永年の使用に耐える高い耐久性を持っています。
黒を基調とした落ち着いた色で、独特の光沢感があります。
油分を含んでいる木材なので、使えば使うほど味が出てきて魅力的な印鑑になっていきます。

 

□角材の印鑑


角材を使うと、朱肉に馴染みやすくきれいに捺印できる印鑑になります。
そのため、実印や銀行印に向いています。
さらに、高級感もあるため1つは持っておくべき印鑑です。

 

*黒水牛
黒い角を持った水牛の角を加工して作られた素材です。
黒光りしていて重厚感があるため、男性に人気があります。
高級感がありますが、他の角材の素材と比べればお手頃で、黒い印鑑の定番です。
歪みやひび割れが少なく、耐久性が高いのも特徴です。
しかし、主成分がタンパク質なので、乾燥や紫外線には弱い素材です。
温度や湿度変化に気をつけ太陽の光にあまり当たらないように保管しましょう。

 

*牛角
白・茶の角を持った水牛の角を加工して作られた素材です。
牛角は色や模様によって種類分けがされており、それぞれ呼び名が異なります。
純白のものや茶色の模様が入ったものがあり、バリエーションが豊富です。
白・茶の濃淡が上品さと高級感を出してくれます。
歪みやひび割れが少なく、耐久性が高いのも特徴です。
黒水牛と同じく、乾燥や紫外線には弱い素材です。

 

□金属・樹脂の印鑑


金属を使うと、耐久性が強くシンプルな印鑑になります。
樹脂は着色・加工が容易なので、様々なデザインの印鑑があります。

 

*チタン
強い・軽い・さびにくい・体に優しい、非常に高性能の素材です。
他の素材とは比べ物にならない強度を持っている一方で、非常に軽量で耐食性や耐熱性にも優れています。
金属ですがサビにくく、ノンアレルギー素材なので金属アレルギーを持っている方でも安心して使えます。
カラーはシルバーでシンプルかつスタイリッシュな印鑑です。
人気上昇中のため、今一番おすすめの印鑑です。

 

*琥珀樹脂
この素材は、樹木の樹脂が何千年もの時を経て化石となった高級素材です。
印鑑素材の中では最も高級な素材の1つです。
色は黄褐色で、美しい輝きのある印鑑です。
軽くて手になじみやすく、夏は涼しさ、冬は暖かさを演出します。
他の素材に比べ少し脆いです。
使い終わったら、綺麗にインクを拭き取りましょう。
きれいな布に包んで保存し、取扱いに気を付けることが重要です。

 

□まとめ


様々な印鑑を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
今回紹介した印鑑以外にも多くの印鑑が存在します。
印鑑によって特徴、デザインが異なります。
自分のお気に入りの印鑑を見つけてください。
当サイトでは今回紹介した印鑑はもちろん、多くの印鑑を取り扱っております。
ぜひご覧になってください。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

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