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購入前に知っておきたい「手書き文字」について

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手書き文字とコンピューター文字の違い

手書き文字とコンピューター文字の違い

手書き文字は、バランスが良く文字の強弱がある「美しい文字」に仕上がります。
しかし最大の特徴は、
どこにでもある使い回しのコンピューター文字ではなく、
ご注文の度に一から書く文字なので、
完全にオリジナルのこの世に1本しかない
「偽造されにくい安全な文字」になるということです。

ほとんどの印鑑店は、手書き文字で作成することは技術的に困難なため、
同じような文字になりやすいコンピューター文字で作成しています。

昔の印鑑店はみんな手書き文字での作成でしたが、
PC等の発達により誰でも同じような文字を使い、
彫刻機さえあれば、簡単に安価で印鑑を作れるようになってしまいました。

実印や銀行印の重要印鑑ではほとんどの方が手書き文字での作成をご希望されますが、
認め印等でも日本の伝統文化とも言える、
「偽造されにくい手書き文字印鑑」での作成を強くお勧め致します。

20年保証の手書き文字印鑑を最安値で買うことができるのは、印鑑市場だけです。

ほとんどの方が、一生に1回しか実印などの重要印鑑は作りません。

「とりあえず、急ぐのでネットで買ったけど、
印鑑の仕上がりにこんなに違いがあるなんて知らなかった・・・・」

「もっとちゃんと選べば良かった・・・・」

というお声もたくさんいただき、当店で再作成されることも珍しくありません。

価格と品質に納得できる印鑑選びを!

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印鑑通販は印鑑市場 > ブログ > 印鑑について > 【印鑑業者が解説】実印を変更する際に必要な手続きとは?

印鑑市場 店長ブログ

【印鑑業者が解説】実印を変更する際に必要な手続きとは?

公開日:2019.5.20カテゴリー:印鑑について 印鑑登録について

更新日:2025.6.11

実印を変更する際に必要な手続きとは?

「実印の行方が分からない」
「1からのスタートとして実印を新しくしたい」

このように、実印の変更に直面する機会は珍しいことではありません。
しかし、実印は1人あたり1本しか持てず、使用するにはあらかじめ役所に登録しておくことが必要でした。
いったい実印を変更するにはどういった手順を踏めばよいのでしょうか。


  • 今回は、実印を変更する際に必要な手続きと、注意点についてご紹介します。
    変更の手続きを行う際に必要になる書類や、実印として使えない印鑑についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次

実印を変えるべき事例

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実印は、人生の中で家や車の購入、ローン契約など、大きな決断の場面で使われるとても大事な印鑑です。
そのため、一度登録すればずっと使い続けると思われがちですが、実は状況によっては変更が必要になることもあります。

実印を変更しなければならない例

  • 結婚して実印と異なる名字になった
  • なくしてしまった
  • 実印の一部が摩耗していたり、欠けたりしている
  • 新しい実印に変えようと思う

この中でも、2つ目の「紛失」には細心の注意が必要です。もしも悪意のある第三者のもとへ渡ってしまうと、本人の知らない間に契約を結ばれてしまうかもしれません。
しばらく探しても見つからない際は、迅速に実印の変更を行いましょう。警察に紛失届を提出して実印をなくした証明書をもらっておけば、より万全な対策となりえます。

実印を変更する、となると、変更前の実印で行った契約について不安を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実印を変更しても、変更前の実印での契約には影響しません。

実印を変更した場合でも、過去にその実印で締結した住宅ローンなどの契約が無効になったり、契約を改めて結び直す必要が生じることはありません。

ただし、ローン会社によっては実印の変更に当たってその旨を届け出なければいけない場合もあります。そのため、実印を変更するときは事前に届け出が必要か、確認するようにしましょう。


実印変更の流れ

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実印を変更するには、古い実印の登録を解除し、新しい印鑑を登録する必要があります。ここでは、その手続きの流れと注意点を簡潔にご紹介します。

1.古い実印の登録を解除する

まずは、今まで使っていた実印の登録を解除します。解除には、以前に印鑑登録を行った役所で「廃止届」を届け出なければなりません。登録の解除に必要なものは以下のものです。


持ち物
  • 免許証やパスポートなど、顔写真付きの本人確認書類
  • 印鑑証明証
  • (以前に登録した実印)

印鑑証明証とは、印鑑登録を行った際にもらったカードのことです。以前に登録した実印は、紛失していない限りは持って行くと良いでしょう。これらを持って役所へ行き、窓口で手続きを済ませると印鑑登録を解除できます。

2.新たな実印を登録する

次に、新たに用意した実印を登録します。こちらも同じように、役所の窓口で行えます。印鑑登録に必要な書類は以下のものです。


持ち物
  • 免許証やパスポートなど、顔写真付きの本人確認書類
  • 新たに登録したい印鑑
  • 登録費用・(委任状)

登録にかかる費用は役所によって異なりますが、100~500円の間に収まることがほとんどです。これらを十分に用意していた場合は、即日で登録することが可能です。
もし本人であることを確認する書類に顔写真がない場合、即日ではなく数日かかってしまいます。委任状は、本人以外が印鑑登録をする際に必要です。


実印を登録する前に確認しておきたいポイント

実印を新しく登録する際には、いくつか大切な注意点があります。スムーズに手続きするために、事前に以下の内容をチェックしておきましょう。


登録できる印鑑の条件を確認しよう

実印として登録できる印鑑には、ルールがあります。次の条件に合っていないと、登録ができません。


  • 印影のサイズが 8mm〜25mm に収まっている
  • 変形しにくい素材
  • 印面に欠けや摩耗がない
  • 氏名のみが彫られていて、模様が入っていない
  • 外枠がある
  • 同じ印影の印鑑が他に存在しない

印鑑を用意する前に、以上のルールに沿っているか、登録の前に確認しておきましょう。


引っ越ししたら登録の手続きが必要

引っ越しで 市区町村が変わった場合、今までの印鑑登録は使えなくなります。以下の流れで手続きが必要です。


① 引っ越し前に:登録の廃止手続き

旧住所の役所で「印鑑登録の廃止」を行います。
⚫︎必要なもの(「1.古い実印の登録を解除する」と同じ)


  • 本人確認書類
  • 印鑑証明書
  • 印鑑(登録済み)

上記の持ち物を持ち、「廃止届」を役所に提出します。転出届を出すタイミングで同時に行うといいでしょう。


② 引っ越し後に:新しい住所で登録

新住所の役所で、あらためて印鑑登録をします。
以前使っていた実印をそのまま使ってもOKですが、自治体ごとに登録条件が違う場合もあるため、事前に確認が必要です。

印鑑が摩耗・欠けていたりして見えにくくなっている場合は、新しい実印を作りましょう。

代理人による登録手続きも可能ですが、完了までに数日かかることがあります。
本人が行けば、顔写真付きの身分証明書があればその日に完了します。なるべく本人が手続きに行くのがおすすめです。


実印を新しく作る際に気を付けたいこと

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実印を紛失してしまい、新たに実印を作ろうとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
実印は、先ほどの規定に従っている限り登録自体は可能ですが、さらに3つの点に気を付けて作成すると、より安心できる実印を所持することが可能になります。

1.書体に注意する

実印は印鑑の中で最も強力な効力を持つため、偽造されないことが大切です。そのためには、複雑で可読性の低い書体を選びましょう。実印に向いている書体は、篆書体(てんしょたい)や印相体(いんそうたい)です。これらは現代の文字とは形が違うものもあり、偽造防止にとても高い効果を持ちます。


実印に向いている書体

印相体

印相体

篆書体
(てんしょたい)

印相体

2.記載する氏名に注意する

実印は世界中に1つしかないことが理想です。
しかし、実印の氏名の記載を「名のみ」「姓のみ」にしてしまうと、重複するリスクが高くなります。学校や職場で同じ名前の人がいる、といったことは良くありますよね。
そういった事態を避けるため、実印には「フルネーム」を載せるようにしましょう。フルネームであれば重複する可能性が低く、比較的安全です。

3.素材に注意する

実印は頻繁に作り直すものではなく、長く使い続けるのが一般的です。そのため、落としたり衝撃を受けたりしても壊れにくい、耐久性のある素材を選ぶことが大切です。
実用性を重視するならチタンや黒水牛のような丈夫な素材が安心です。見た目の美しさを重視する場合は、琥珀などの素材を検討してもよいでしょうが、強度や扱いやすさを考慮したうえで選ぶことをおすすめします。


実印としての登録が認められていない印鑑もある

実印は大切な法的効力を持つ印鑑だからこそ、登録できる条件が細かく定められています。以下のような印鑑は、実印としての登録ができない、あるいは自治体によって制限があるため、事前に確認しておくことが重要です。


シャチハタ

シャチハタは、朱肉を使わずにスタンプのように押印できる便利な印鑑ですが、印面がゴムでできており変形しやすいため、印影が毎回異なる可能性があります。そのため、印影の安定性が求められる実印には使用できません。公的書類でも使えない場合があるため、重要な場面では避けるのが無難です。


印影が小さすぎる印鑑

印影(印鑑を押したときにできる跡)のサイズは、直径8mm以上25mm以内と各自治体の条例で定められています。このサイズを外れるものは、たとえ朱肉を使っていても登録はできません。


名前のみの印鑑

実印は「個人を明確に特定できる」ことが求められます。姓のみ・名のみの印鑑は同姓同名の人と混同されるリスクがあるため、多くの自治体ではフルネームの印鑑が推奨されています。下の名前だけの印鑑を使いたい場合は、事前にお住まいの市区町村に確認しましょう。


ゴムなど変形しやすい素材の印鑑

素材にも注意が必要です。ゴムのように柔らかく変形しやすい素材は、長期間の使用で印影が崩れ、本人確認が困難になる恐れがあります。このため、ゴム製の印鑑は実印として登録できないと定めている自治体もあります。

実印には、チタンや黒水牛など、硬くて変形しにくい素材を選ぶと安心です。
見た目の美しさを重視する場合は、琥珀のような素材を選ぶのも一つの方法ですが、耐久性については慎重に検討しましょう。


変更前に使っていた古い実印について

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実印の変更を行うと、古い実印で交わした今までの契約はどうなってしまうのでしょうか。

実印を変更しても、これまでの実印で交わした契約はそのまま有効ですので、ご安心ください。
ただし、新しい実印で改めて押印が必要になるケースもあるため、念のため取引先に実印を変更したことを伝えておくと安心です。

まとめ

実印の変更に必要な手続きの流れと、注意点をお伝えしました。実印の変更には、旧実印の登録解除と新実印の登録が必要になります。その際は、本人を確認できる書類、印鑑証明証、新しい実印を持って行くようにしましょう。

ただし、実印は規定に沿ったものでないと登録できないため、注意が必要です。印影のサイズや使用する素材、書体など、事前に市区町村の規定を調べた上で新しい実印を作るようにしましょう。

また、新たな実印を作成する場合は、氏名、書体、素材の3つの観点に注意するとセキュリティ性の高い実印を作ることが可能になります。

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印鑑の知識

  • ■印鑑登録について

    どんな印鑑でも印鑑登録をして実印として使えるわけではありません。大きすぎる印鑑や小さすぎる印鑑もNGですし、材質によっても不可となる場合があります。詳しくはこちら

  • ■作成可能な文字数について

    基本的に印鑑市場手書き文字館では作成する彫刻印鑑の文字は全て手書き文字で作成するため、物理的に可能な文字数であれば、どのような文字でも書くことができます。
    但し、狭いスペースに詰め込み過ぎると線が細くなりすぎたりして、彫刻に耐えれなくなります。
    文字数は漢字やひらがななど組み合わせる文字によって異なります。

  • ■紛失したので前と同じ印鑑が欲しい場合

    実印や銀行印に使う彫刻印鑑は、同じものを作ることはできません。
    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
    実印や銀行印にゴム印等の同じものがいくらでもできるような印鑑が登録不可の理由はそこにあります。

  • ■印鑑の文字が何と書いてあるか読みにくい

    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

  • ■同じ名称の印鑑でもお店によって、どうして価格が違うの?

    それは、材質も微妙に異なる場合もありますが、基本的には作成方式によって価格は異なるからです。
    大量生産の激安店では、作成にかける時間や人員を割くことができません。
    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。

会社用印鑑

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    そのため紛失した際は、新しい印鑑を作り必ず再登録の必要があります。
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    特に実印では「印相体」という現代文字と一見異なる形状を持つ書体が好まれますが、特に印相体が読みにくいのは当然です。
    読みにくいからこそ、印影を第3者が見ても一目で何と書いてあるか判りにくく、防犯性に優れていると言われています。

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    印鑑市場手書き文字館では少々価格は高くなりますが、文字の作成から手書き文字で作成し、美しい文字でこの世に1本だけの安全な印鑑を作ることに努めています。